前田建設ファンタジー営業部2 銀河鉄道999高架橋編感想

前田建設ファンタジー営業部2 「銀河鉄道999」高架橋編 (幻冬舎文庫)
前田建設ファンタジー営業部2 「銀河鉄道999」高架橋編

前田建設ファンタジー営業部とは

本物のゼネコン「前田建設工業」が
SF・アニメ作品の土木建設を実際に作ったらと仮定して
まじめに試算・設計する企画。
今回はその文庫化第2弾

今回検討する題材は「銀河鉄道999」の「銀河超特急999号発着用高架橋」
そうです!「999」が宇宙に向けて発射するあのレールが途中でなくなってる線路です。
高さ99.9m、傾斜20度、しかもそこに列車が走る超巨大橋!
ただでさえ不安定なのに支える柱がこれまたひょろっとしてて頼りないんですけど…。
大丈夫?

そんなファンタジーでしか存在できないような建造物を
前田建設さんがまじめに地に足ついた設計、見積もりのやり取りがいいです!

今回も
「橋脚の振動はどうする!風の影響も無視できない!」
「ならば柱のあの造詣を生かしたアクティブマスダンパー(AMD)なら!」
「いや、特注品はコストがかかりすぎる!これなら規格品のAMDでいける!」

「レールのたわみは橋脚の傾きでなんとかいける?」
「えっ、それじゃデザインと違う?うーん」

「斜めすぎてSEEDフォームがはまらない?
 それならクレーンにあの傾斜装置と回転装置をレンタルだ!」

などなど
目的を達成するためにおきる問題にぶつかるたびに
それをクリアできる手法がすでに確立されている建築の技術に感心!

そして出来た見積もりと設計の説得力に
あれ?これ普通にできちゃうねっていう感動。

あとは「999」さえ出来ればもう列車で宇宙旅行も夢じゃない!

100点満点で85点。

マジンガーZ格納庫編と比べると無理さ加減が素人にはちょっと地味だけど
逆にそこにこだわるプロたちのやり取りが良かったりしますよ。

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