[読書感想]虐殺器官 /伊藤 計劃   95点

虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)
小松左京賞最終候補 「SFが読みたい!2008年版」の国内篇1位作品です。
一気読みでした。
著者長編第1作で このクオリティ、勢いはすごい。
 
近未来の米国の軍人である主人公とテロとの戦いを描いた作品ですが
ナノマシンなどのSF部分の描写があまりに自然で鼻につかないので
読むペースが落ちず文章の勢いに合わせて読むことが出来ます。
SFが苦手な人もすんなりは入れます。
ただ読みやすいがゆえ 戦闘の描写の容赦のなさが重い。
冷静に任務を実行する主人公の行動とは 別に心に波が現れては消える描写がせつない。
そして 虐殺の器官の真実とその目的 そのあとの決断に心がとまりました。 
こういう小説にめぐり合うとゲームでは出来ない小説ならではの感情表現に嫉妬します。
残念ならが作者はこの世を去られていてもう新作をよむことが出来ないのがつらい。
この作品で忘れがちな ものづくりをしていることの喜びを思い出しました。
長編はあと「メタルギア4ノベライズ」と「ハーモニー」があるそうなのでそれらも読んでみたいです。

メタルギア ソリッド ガンズ オブ ザ パトリオット (角川文庫)ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)伊藤計劃記録

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