映画「looper(ルーパー)」感想 「タイムパラドックス」の問題に縛られない 「過去が未来を殺す」ループ世界が奇妙で面白いSFドラマ

映画「looper(ルーパー)」感想です。

looper(ルーパー)とは?
ブルース・ウィリス、ジョゼフ・ゴードン=レヴィット主演、ライアン・ジョンソン監督脚本のSF映画。脚本が多くの賞をとりオスカー前哨戦となる全米脚本家組合賞
にもノミネート。

あらすじ
ジョーは未来の犯罪組織からタイムマシンで送られてきた標的を殺す通称「ルーパー」。淡々と仕事をこなすジョー。だが、ある日おくられてきた標的は未来の自分自身!それは「ルーパー」としての「終わり」を意味するものだった…

この映画、海外でやたら評判がよく、脚本で賞を数多くとっていて気になってた作品

まず「ルーパー」という殺し屋の発想がユニークでスタイリッシュ!
タイムマシンが開発された未来ではどう証拠隠滅してもばれてしまうらしく
過去にタイムトラベルさせ、そこで殺し屋(ルーパー)に始末させるすごく斬新な設定です。

各ルーパーが決まった場所、時間で待機して標的が送られてくると同時に「処理」
一体誰なのか、なぜ送られてくるのかも知る必要がないまま淡々とこなす姿が渋い

そしていつか標的として送られてくる未来の自分。
自分自身を殺すことで「ループを閉じる」ことが「ルーパー」の最後。

タイムトラベルものに付きまとう「タイムパラドックス」の問題に縛られない
「過去が未来を殺す」ループ世界が奇妙で面白い。

現在の自分が未来の自分が同じ人物であると同時に違う人間。
未来からきた30年後のジョー(オールドジョー)とは
別の選択をする現在のジョー(ヤングジョー)

オールドジョーは未来の姿でありながら現在のヤングジョーの「未来」ではない。
なのでオールドジョーとヤングジョーそれぞれ違う未来に向かうべく行動し
対立しながらも 別の時間・場所で同じ「共感」をしていくのです。

いうなれば魂は共有されてるけど人格は違うという
なんとも不思議な2人の関係が斬新!

なのであまりガチガチのタイムトラベルものとして見るより
この奇妙な世界の奇妙なドラマとしてみるとより楽しめます。

また、ポスターとか見ると
アクション満点の派手な追跡劇主体っぽく見えますが
そこで魅せる単純な娯楽大作ではないです。

斬新な「設定」と未来だけどレトロな「世界感」はすごく好きなんだけど
ちょっと中だるみするところがあったりして
エンタメ感が少し薄く私の好みと外れてたかなあ。

100点満点で75点

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