PS3「バイオハザード6」はじめて感想 レオン編です。
今作は4人の主人公の視点からひとつの事件を追っていく構成。
キャラクターごとにシナリオが用意され、異なる「恐怖」が味わえるのだ。
今回はバイオの原点「ゾンビ」との戦い、レオンシナリオ編です。
<登場人物>
①レオン 対バイオテロ組織DSOに所属する大統領直轄のエージェント
ラクーン事件を生き残った凄腕
②ヘレナ 対バイオテロ組織DSOのエージェント レオンと同僚
ある屋敷の廊下で「うめき声」にびびるレオンさん…
や、止めろよ、ヘレナー
へんな声出すの、別の意味で興奮するだろ?
わたしじゃないわよ、この変態やろう
それに声なんて聞こえないんだけど…
ただの空耳でしょ?レオンはびびりだから
おいおいヘレナ。そんなんじゃ生きていけないぜ
常に臆病さが必要なんだ、このジョブはな!
ラクーン事件を生き残ってる俺がいってるから絶対だ。
はいはい、なら早く見に行ってよ
うめき声するならそこの角でしょ?
その臆病さっていうのを見せて頂戴
ま、まてよ。そんなにあせるもんじゃないぜ。
いよーし、しょうがないなあ
今回はヘレナやってみろ、レディーファーストだ。
お前がいけ
わ、分かったよ、見てくるよ!
見てくるって…。このオレのサバイバー能力に失禁するなよ!
ちらっ!
………。
ちらっ!
………。
うわあああああああぁああああああぁぁぁぁっ!
↑みたいなかんじで常にへっぴり腰ながらレオン君を進めていました!
(一部、脳内補完あり)
バイオ5でちょっとホラー感が薄れたかんじですが
このレオンシナリオはバイオの原点「ゾンビ」に戻っただけあり
ゾンビならではの「恐怖感」がいいかんじ!
「うめきごえ」にゾンビの存在を感じながらびくびくしてみたり
背景の死体だと安心してしてるとゆっくりと起き上がってみたり
ただのショックシーンに頼らない人間の創造力をうまく使った恐怖感がいいです。
そして「ゾンビ感」
ゾンビ単体の見た目や動きだけでなく
いたるところに放置された死体や
街にとりのこされた「生存者」立ちがサバイバルしてるシチエーション
放置された車からもこの街での緊張感と異常事態を感じる雰囲気いいね!
とバイオの3大要素である
「ゾンビ感」と「ホラー感」はシリーズでも高レベルのまとまり。
では「サバイバル感」はというとこれもかなりいいんです!
このレオン編に関しては
「ゾンビ>>>弾丸」見たいなかんじで
初代バイオのように常に弾丸が足りなくなるバランス。
もちろんゾンビをやっつけても「弾丸」手に入るので
じゃあここで弾丸補充していくか!見たいなかんじでちまちまかき集めた
弾丸でプチ安心感を得ても適度に挟み込まれる怒涛のゾンビラッシュで
あっという間に弾がなくなっちゃうのです
なら!体術でどうだ!これなら制限なしだ!
と思いきや今作はゲージの制限つき!
あまり連続で攻撃しすぎると疲れてへなちょこキックしか出なくなるのだ!
とこういってると
「えー、アクションゲームとしてはどうなの?」的な意見もあるかなあと思いますが
バイオってアクションの前に雰囲気ゲーなのかなと思ってるので
このアクションの制限は
原点に戻ったかんじのもどかしさ感で個人的にはいいかんじです。
あと最近のバイオで気になるのはイベント中に「ボタン」操作を要求される
「QTE(クイックタイムイベント)」
ゲーム中ではなかなか出来ないカメラを使った演出を入れながら
お手軽にゲームっぽさを出せるのでイベント重視のゲームでは多様される
要素ですが今までのバイオではあまり使い方がうまくなかった部分でした。
バイオ6でも「QTE」はあり
失敗するとちょっと冷めた目でイベントやり直すかんじは相変わらずですが
通常のゲームでもゾンビに襲われたとき等にも
「QTE」的な演出&操作をいれることで
通常の戦闘中でも映画的なカットで迫力満点にしつつ
「QTE」への抵抗感をなくす工夫があり地味ながら好印象。
これでイベントとゲームの境をすくなくしてるかんじです。
イベントの合間にゲームをしてる
アトラクションっぽい展開は好みが別れると思いますが
大作感バッチリな派手な展開とところどころにあるゾンビ映画のシチエーションを切り取ったようなイベント進行が嬉しいかんじです。
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