[読書感想]首無の如き祟るもの  / 三津田 信三  100点

首無の如き祟るもの (講談社文庫)
首無の如き祟るもの (講談社文庫)
刀城言耶シリーズ第3弾。


今回は題名ととおり「首なし死体」にこだわっています。
あいかわらず旧家の儀式の因習がもうなんとも。毎回ここが
楽しみなんですよね。今度はどんな儀式なんだ? なにに祟られるんだろうって。
1作目は文章が読みにくいところがありそこが残念だったんですが
近作はすごく読みやすいです。
登場人物もたくさんでてきますがそこまで混乱することなく読み進められます。
肝心の内容ですがホラー部分は相変わらずクオリティが高い!
相変わらず ありえない儀式も これやんなくちゃたたられるーっていう
雰囲気がいい。
こういう特殊設定に説得力持たせる筆力すごいです。
ではミステリー部分はどうなの?って感じですが
今回もさまざまな怪異の疑問ががたったひとつの事実でひっくり返ります!
しかもそのきもの部分の説得力をもたせるために
ホラー部分の怪異事件の描写でちゃんとさりげなくヒントあるんですよね。
私も結構ミステリーみてて驚愕のオチ系には鼻がきくんですが
そこを逆手に取ったような構成がいい。
章ごとに意外な展開があってちゃんとその前の章でわざわざ
告知するんです。
で、ほんとうに意外な展開で これどうまとめるのかなって心配になるほど。
でもちゃんとすべての事柄に説明があるので安心してね。
相変わらず刀城言耶さんの 推理の切って捨てがここちいい!
本って残りページ数でなんとなく 結末がわかっちゃうんですが
このカタチだと本当に最後まで気が抜けないです。
ものがたりのしめも私好みで大満足でした。
ちなみにシリーズものですが1巻で完結してるので
この本から読んでも大丈夫ですよ。

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