真夏のオリオン
潜水艦ものにはずれなしといわれていますが
今作は数少ないはずれかも。
この映画の批評で多いのが時代考証について。
役者の髪型とかしゃべり方とかそのたもろもろ気になる人いるみたい。
あえて硬い戦争ものから戦争ファンタジーにしてるのはすごくわかるので
あんまり気にならなかったけどそこを差し引いても
緊張感が足りなさすぎな気がするんですよね。
戦争やっている感じがしない。なんだかすごくセーフティな
感じなんです。
そのせいか 潜水艦に乗っているっていう閉塞感を感じないなあ。
空気がきれいなんですよね。よどんだ感じがしない。
敵も最初から「こいつらなら話せばわかる」オーラが出てるし。
もっとわからずや見たいなやつじゃないと
後半のオリオンのくだりの展開盛り上がらないんです。
それに人間魚雷の回天乗組員がせっかく同乗してるのに
あんまり有効に使っていないかな。ただいるだけって感じで。
もっと回天乗組員たちへのなんともいえない視線とか
やりとりを描いてくれればよかったけどそれも特になく、
で突然 回天乗りたいって言われても
なんにもおもわないんですよね。エピソードがなさ過ぎて。
もちろんこの映画のメインは潜水艦と艦隊戦なのは
わかってるんですけど
半端に取り入れるのでそういったお話期待しちゃったんですよね。
でその潜水艦戦、サスペンスとして割り切って 面白いんならそれでもいいけど
あんまりどきどきしないんだよね。
潜水艦もののやってることは抑えてると思うけど
やっぱりあの緊張感のない雰囲気にしちゃったのがあだになったかな。
じゃあ人間ドラマとしては?っていわれてもあんまり
心に残るやりとりも特にないというかなんだかドライなので
心わしずかみもされなかった。
特に面白くもなく つまらなくもない。
一瞬でわすれてしまいようなそんな映画でした。
でもこの映画わりとみんな好きみたいですね。
私がずれてるのかな?
関連記事:潜水艦もの
→ビロウ 80点(B級的に)
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コメント
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この映画は玉木宏っですよね、確か。
玉木宏あんま好きくないですw
同じ路線だと思いますが妻夫木聡、香椎由宇が出演していた「ローレライ」は楽しめました。
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>tapiokaさん
私も 戦争ファンタジーならローレライのほうがいいです。
私実は福井晴敏ファンで 映画化や関係してるもの全部みてますが なかなかいいふうに映画化されないんですよね
今回脚色担当でした
ちなみに一番評判いいのがガンダムUCです。
玉木さんは こういった映画にあわないですね。
頼りないオーラがいい役者さんだとおもうので