映画感想 十三人の刺客 90点 宣伝文句どおり、切って切って切りまくる! 期待は裏切らないよ

三池崇史さん大好きです。どの作品もはずれがなく安定しててしかも仕事が速い!
で、新作「十三人の刺客」が公開されるというので早速見に行ってきました。
見に行ってから気がついたんですけどこの映画 2度目のリメイクなんですね。
オリジナルは1963年公開で集団抗争時代劇を確立した作品だったそうです。
上映時間が2時間20分ですが長さはまったく感じません。
とにかく物語の進みがスムーズで
起承転結の 転(クライマックス)が全体の半分あるような印象です。
宣伝文句どおり切って切って切りまくります!
ここまで 見る前の期待を裏切らない映画もなかなかないですよ。
やりたいことがシンプルに「13人 VS 300人」
それを撮るため エンターティメントに徹しています。
いわゆる時代劇のように順番に切られていくっていう感じじゃなく
全方向から敵が容赦なく攻めてきます。血の気具合がすごい
で、時代設定を江戸時代末期なので、ここに出てくるサムライさん 
みんな斬りあいなんてしたことないような人たちなのがミソ。
敵も味方もまだ斬りあいなれてない前半の一太刀の緊張
殺し合いをしてるっていう実感が芽生え 恐怖が麻痺していく中盤
そして 血まみれ泥まみれで なにをきってるのかもわからなくなるほど疲れ果てる終盤
同じ殺陣でも表現されている空気がぜんぜんちがうので
まったく間延びしません。

映画を彩るキャストもすばらしく しかも豪華。
役所さん 市村さんはもちろん、
冷めてるように見えるけど熱い山田さん
松方さんの時代劇っぽさを残した演技とか(カメラ目線が熱い)
伊原さんの頼れる剣客感、
伊勢谷さんのお笑い担当キャラも意外だったけどすごい良かったし
導入の内野さんの迫真の演技で一気に映画に入り込めました。
あえていうなら沢村さん目当ての人には
他の人が目立ってたぶんもしかしたら物足りないかもって思うぐらい。
で、見に行く人が一番気にしそうな敵役の稲垣さんはなかなか様になっていた気がします。
少なくとも私は終始憎たらしかったよ!
この敵役 何を考えてるのかわからない感じと 結局一人ではだめな子なんじゃないの?
っていう感じを出さなきゃいけなくて そういった意味で彼は適役だった気がします。
世の中わかったように発言して
自分勝手な事件を起こす若者犯罪者に重ねあわせてみてしまいます。
多少ショッキングな描写がありますが
敵役をにくたらしく見せるために必要なシーンたちなので
感情移入するためにもがんばってみましょう!
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↓13人の刺客とおんなじテーマ こっちも熱いです。スパルター!
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