映画「ミッション:8ミニッツ」感想 その先にあるものが「変わらなくても」 結果は決まっていたとしても その「8分間」には意味がある。主人公の決意が胸に響く。

映画「ミッション:8ミニッツ」感想

「月に囚われた男」で監督デビューしたダンカン・ジョーンズさん長編映画2作目

爆破8分前の列車の乗客の意識に入り 犯人を捜すミッションを課せられた男が
その8分間を繰り返しながら謎を解明していくサスペンス。

意識だけ他の人に入り8分間を繰り返すということで
いわゆる「タイムリープ」ものの範疇に入るジャンルです。

この映画 サスペンス要素がみっちり

 ・爆弾はどこにあるのか
 ・犯人はだれなのか
 ・列車爆破は回避できるのか
 ・なぜ 主人公はこのミッションに参加しているのか
 ・なぜ 主人公は「8分間」を繰りかえされるのか?
 ・なぜ「8分間」なのか

とサスペンスだいすきっこが小躍りしたくなるほど
要素が詰まっていて これらに明確な答えが用意されています。

でも これらの要素 出し惜しみしないでどんどん解き明かされていきます。
あれ、ちょっともったいなくない? いいんです!

この映画 「タイムリープサスペンス」の面白さ以上に
主人公の葛藤に心打たれる映画なんです。

ネタばれになるのでまるでかけませんが
ある事実を知り、その先にある「8分間」への主人公の決意が胸に響きます。
その先にあるものが「変わらなくても」 結果は決まっていたとしても
それでも 「意味」があることってきっとある。

本当に「希望」を持って行動することってこういうことなんだろうなあって思いました。

ラスト一歩手前で終わるとすごく私ごのみだったんだけど
やっぱり「SF」として締めるためにはあの「オチ」つけたほうがいいんでしょうね。どちらにしても とてもすてきな映画でした。

おすすめ!
100点満点で90点。

コメント

  1. きよし より:

    ううたんさんの記事,すごい映画見たくなります!

    まぁめんどくさくて結局見ないんですけど(笑)

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