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PS3「風ノ旅ビト」感想です。
★旅には説明は要らない。
ゲームの説明はもちろん、この世界の説明もありません。
始まると一面の砂漠からスタート。
この砂の描写がとても美しい。
絵画というか全てが砂で作られた芸術作品みたい。
粒子のひとつひとつがきらめき柔らかにうねる砂塵は
ハッとするほど。
こんなに細やかなグラフィックを感じたゲームは始めて。
その美しい砂漠でポツンといる「旅ビト」
彼がなぜここにいるのか 何をするのか
ゲームは何も語ってくれません。
でも、何もないからこそ
人は目的を自分で作って歩む。そんな感じのゲームです。
★アクションはシンプル
このゲームで出来ることは主に2つ
「滑空」と「鳴く」こと。
「滑空」は「条件」を満たすことで
一定時間空を飛ぶことができ
「鳴く」はギミックの発動に使ったり
後述する「マルチプレイ」でのコミュに使います。
「滑空」の風と戯れる感じはとても軽やかで気持ちいいんですが
飛行できる時間が限られていて、それを過ぎると「ジャンプ」すらできません。
なのでほとんどの時間を「歩く」ことになります。
そしてこの限られた条件で使う「滑空」をどう使うのか
ももちろんゲームでは説明されません。この使い方を発見するのも「旅」なんです。
★一緒に目指す「旅」
このゲームは「オンラインマルチプレイ」できます。
サインインしていると他の「旅ビト」と一緒に旅できます。
気がついてほしいときに「鳴き声」でアピールできるんですが
長く鳴いてみると 相手も長く返してきて
リズム刻んで鳴いたら同じように返してきたり
コミュ要素が限られてるからこそのつながり感じます。
画面からいなくなると「相方」がとても心配になって「鳴き」続けたりすると
画面億のほうで小さく「鳴いて」るので行ってみたらアイテムが会ったときなんて
なんてけなげなやつなんだとちょっと感動しました。
この気にしてくれてる感がとても癒されるのです。
★ゲーム性は薄いが得られる感情は深い
ここまでの感想を見てもらうと分かりますが
このゲームいわゆる「ゲーム性」は薄いです。
ジャンプすら条件があり
通常はほとんど「歩いてる」だけ
「滑空」を使った「パズル」的な要素もありますが
かなりゆるいかんじです。
いわゆる一般的なゲームを期待するとかなり肩透かしをうけるかもしれません。
このゲームはこの世界の独特の世界感での「発見」や
他の「旅ビト」とのはかないつながり、
語られない物語を感じることにあるそんなゲームです。
★まとめ
なにをしたらいいの?
どうすれば先にすすめるの? そもそも先にすすんでいいの?
とゲームを始めると不安の連続。
でそんな不安ななか他の「旅ビト」を見つけたときの安心感!
そして進めることでなんとなく分かってくる「旅ビト」たちの目的に
おもわずがんばれ!と応援しながら遊んでました。
最後まで遊んでみると
プレイヤーのゆだねているだけじゃなくきちんと計算されている構成なんだなあと
感心します。
操作させることでプレイヤーの「感情」をうまくひきだしてくる
ステージ構成の妙です。
何回も繰り返し遊ぶゲームではない一回限りの体験ですが
またあの「世界」にふと旅立ってみたくなる魅力がありますよ。
100点満点で80点。
コメント
もう一人、旅人が!と思ったらそういうゲームだったのか(^_^;)
時間なくて中断したんですけど、その人に悪いことしちゃいましたね。
明日やってみよう(*^^*)
いい旅ビトにであえますように!
なるほど、そういうタイトルなんですね。
前から気になってはいたので、ダウンロードしてみようと思います。
それにしても、こういう「ゲーム的でない」企画ってどうすれば通せるんだろ…。
上層部を説得した妙技をすごく知りたい…。
コンシュマー一辺倒でない今はむしろこういうタイトル出しやすい時期かもしれませんね。
[…] 十分満足100点満点で90点あとフルボイスだったらもっと感情移入できたらろうなあこのゲーム気になったら以下の2作品もおすすめ。レビューも書いてます↓ →風ノ旅ビト →Limbo →rain […]
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