映画「マネーボール」感想 「コストパフォーマンス」で人の「本当の価値」が見える、野球マネジメント映画。

映画「マネーボール」感想

メジャーリーグの貧乏球団「オークランド・アスレチックス」のGM(ゼネラルマネージャー)ビリー・ビーンが「マネーボール理論」と呼ばれる独自手法を用いて 強豪チームを作り上げていく過程を描いた映画。

映画の舞台 2000年初頭のメジャーリーグ
財力のある球団とない球団の格差が広がった時代。
良い選手はどんどん引き抜かれて 「もはや野球はスポーツではなく金銭ゲーム」になったなんて話がでるほど。

そんななかリーグ最低クラスの年俸総額だった「アスレチックス」
スター選手も引き抜きされて
どうやって立て直せば悩むビリーGMが
ひょんなことからであった「相棒」ピーターと
「マネーボール理論」を駆使してチームを再建していく手法が斬新で興味深いです!

「マネーボール理論」とは野球を「統計学的」に分析して「得点期待値」で
チームを編成する理論のこと。

評価が高い選手を集めれば「勝てる」ではなくて 
勝つために何が「必要か」を考えてコストに見合った選手を獲得していくんです。

例えば打者の評価で重要視される「打率」

点を取るためには「打てなくてはいけない」なので「打率」は重要だ。

「打率」の高い選手は当然「コスト」がかかる。

本当に「打率」がいいと勝てるのか?
勝つために必要なのは「打てる」ことではなく「塁」に出ることなんじゃないか?

「出塁率」がいいなら「打てなくても」いい。

「フォアボール」でも「塁」にでるんだったらそれでいい。

「打率」で選手とれないなら「出塁率」の高い選手で補う。

とこんなかんじで
いままでの評価の仕方では価値が見出せなかった選手をどんどん獲得していきます。
この獲得シーンがとてもおもしろいんです。

みんな球界から評価されてない選手たちなんですもん。
今までは「故障者」、「打てない打者」、「高齢の元エース」etc
年俸はみんな安いし お金を払っても追い出したい選手たちばかり。

いわゆる「オーラ」がない選手たちなんです。
そんな彼らに価値が生まれる瞬間
今までスカウトで駆け引きしても結局「お金」で手に入らなかった
勝つための「能力」がどんどん集まっていくんです。

でも外からみればなんでこんな選手とってるのって思われるわけです。

そんな冷ややかな目のなかビリーGMと相棒の「ピーター」とのやり取りが
ユニークでおもわずくすっとわらっちゃいます。

もちろん「勝つ」ためには「選手」を獲得するだけじゃなくてはずす必要もある。
「理論」の都合で左右される選手たちがいるプロの厳しさ。

予算が多かろうが少なかろうが
「お金」でチームを動かしているのは代わりがない事実はそのままに
「勝つ」ということに「執着」するビリーGMの力強さ。
こうゆうぶれない信念こそ経営に必要なんだろうなあって思いました。

100点満点で80点

映画「マネーボール」感想 「コストパフォーマンス」で人の「本当の価値」が見える、野球マネジメント映画。」への2件のフィードバック

  1. タピオカ

    この映画気になっていたのですよ。アスレチックスに独自の理論を持ったGMが就任したといいうのは数年前になんかのニュースで目にしましたがまさか映画にまでなるとは。

    日本人としては今年アスレチックスでプレーした松井がちょっとでも絡むと嬉しかったかも。

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    1. uutan 投稿作成者

      ユーモアもあっていい映画でしたよ。
      松井さんはいなかったけど あの「選手」は写ってましたよ。

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