PSVITA「ソウル・サクリファイス」体験版感想です。
VITAのポストモンハンと期待されている本作。
ぱっと見た感じ「ダークソウル」の世界感でモンハンかなとおもったんですが
いい意味で期待を裏切るチャレンジ精神あふれたゲームでした。
★物語を追体験して強くなるダークファンタジー
プレイヤーは謎の魔法使い牢獄に捉えられた状態からスタート
脱出したいんだけど圧倒的な魔法使いとの実力さで
どうしようも出来ない地獄のような場所でであうしゃべる本のリブロムさん
彼はここから脱出するための力を授けてくれるという…
↓これがぐろかわいい本のリブロムさん
リブロムさんいわく 彼に書かれている物語を「追体験」することで
プレイヤーもこの状況を打破できる力を手に入れられるようになるらしい
ということで早速物語の主人公のキャラカスタマイズをすることに…
カスタマイズできるところは
名前 性別 顔 肌色 髪型 髪色 服装 ボイス とバリエーションも十分で
そつなくそろっています。
でこんな感じにしてみました。
キャラメイクできたら「物語」を追体験します。
体験版で「追体験」できる物語は「ニミュエ」さんの物語
いきなりあんまりな言葉で始まるダークさ満点です。
主人公はニミュエさんのパートナーとなって魔法使いの試験を受けているようです。
こんなかんじで物語は本を読むように物語が楽しめます。
文字がいろんな効果で表示されたり挿絵がアニメーションしたり実はかなり凝っています。
そして物語の最後に魔物との戦いを「追体験」としてプレイする流れです
★供物(アクションコマンド)を自由に組み合わせ 自分好みにカスタマイズ
基本操作であるプレイヤーの移動や、ダッシュや回避
カメラ制御は基本に忠実で特に不満ないかんじです。
むしろVITAには右スティックがあるのでカメラ制御が簡単!
モンハン持ちする必要がないのが何気にうれしい!
このゲームの操作の大きな特徴は
3つの攻撃ボタン*2スロット分最大6つの
「供物(コマンド)」を装備して自分なりのアクションを組み合わせられること。
武器や回復等も全てこの「供物」扱いで
「アイテム」等はないシンプルさ。
「供物」は敵を倒したりミッションの報酬としてもらえます。
しかも「供物」には回数制限があり
全て使い切ると壊れてしまい修復するまで使えません。
近接武器系なら切り替えるたび 飛び道具や魔法系なら使うたびに消費されます。
このゲームではこの「供物」の回数のやりくりが重要で
マップにある「供物」回復するポイントを把握し
(属性が合ってないと回復できない炎系の供物なら炎の回復ポイント等)
敵の弱点やマップの環境にあった「属性」をチョイスするのが重要そうです。
★救済と生贄、そしてサクリファイス(犠牲)
このゲームでは敵をやっつけるとモンハンの「剥ぎ取り」の代わりとして
「救済」するか「生贄」にするかを選択することが出来ます。
どうやらこの世界のモンスターはなにか魔法で姿を帰られているらしく
やっつけるともとの姿に戻ることができるようです。
時にはそれが人の場合もあり
「助けてください」と懇願されるなか「救済」と「生贄」を選ばさせられ
なんともいえないいやーな気持ちになります。(笑
「救済」すると体力が上がりミッションに連れて行ける「同行者」になり
「生贄」にすると魔力が上がり 「供物」使用回数が回復することが出来たりします。
そしてこのゲームの恐るべきことは戦闘で倒れてしまったあとに
仲間に「救済」と「生贄」の選択を迫られること
「救済」されると相手のHPの半分を相手に分け与え戦線に復帰することができ
「生贄」にされると戦闘が有利になる「生贄魔法」を発動し死亡します。
この「生贄魔法」が超強力!いわゆるボム的な攻撃で敵に致命的なダメージを与えることが出来るのです!
「生贄」にされても「人魂」となり
直接敵を攻撃できなくなるけど
仲間をパワーアップさせたり敵を弱体化させたり
さやかな手助けができるので安心です(笑
ちなみに一人プレイでも NPCが生きていれば
ゲームオーバーにならないので大丈夫!
自分の意思で「生贄魔法」を使うこともできるんですが
その場合は体の一部と引き換えに発動することになり(「皮」とか!うぇえ)
ミッション中どころかクリア後も回復しない限り
防御力半減等のペナルティを追わなくてはいけません。
★まとめ
VITAのマルチゲームとしてモンハンと比較されがちな本作ですが
遊びの方向性は結構違います。
ワンボタンでざまざまなコマンドを切り替えられる仕様のため
一つ一つの「供物」内でのアクションは驚くほどシンプル
(該当ボタンを押すか 長押しするかぐらい)
その代わり「供物」のバリエーションは
近距離 遠距離 防御や回避 回復に
瞬時に出せるものや切り替えに時間がかかるものなど
体験版だけでも豊富に用意されていて
アクション性よりもコマンドの組み合わせや成長させる喜び等
RPG性のほうに枝葉が伸びてるかんじです。
個人的に気になったのは戦闘中「供物」の使用回数の詳細が見れないこと
数字とはいわないのでどれぐらいつかえるかわかるといいなあ。
1時間以上遊べるボリュームの体験版で
製品版にも引き継げる仕様なので興味あるかたはぜひ体験してみてください
救済か生贄か 選択させることでプレイヤー自身も黒く染まる
ダークさ満点の意欲作だなあと思いました。
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