人気ホラーsawシリーズの7年ぶりの最新作。監督は「デイブレイカー」ピーター&マイケル・スピエリッグ。脚本は「ピラニア3D」のピーター・ゴールドフィンガー&ジョシュ・ストールバーグ
あらすじ
5人の男女が鎖でつながれた部屋で目覚める。その頭にはバケツが被せられ鎖の先の壁にはノコギリの刃が光っていた。「さあゲームを始めよう」
★ねたばれなし感想
sawシリーズ7年ぶりの新作は完全な続編ではあるが過去の人間や事件のつながりは物語的に一旦本作でリセット。
なので今作からでも楽しめそうですが今作だけだとサプライズの一つがきっと楽しめないかなと思います。「saw4」まで見ていればきっと問題ないかなと思いますので劇場に見に行く前に過去作を予習してから見に行きましょう!
それでは今作の感想。
今作の演出は過去作のスピード感のある演出と比べるとかなり落ち着いてる印象。
その分登場人物が多いので見てる方としては把握しやすくてよいです。
シリーズが続くたびに過激にエスカレートしていったゲーム装置は今作は割りとおとなしめ。
PROすぎる大掛かりな装置から日曜大工感あふれる装置になっているかんじ。(とはいえそれでも準備大変そうですけどね笑)美術も重くて汚いイメージからきれいめでさわやか(?)な美術がちょっと新鮮でした。
そしてグロ度もあっさりなグロチラリズム感を基本としつつ見せると時にはいくよ!といった万人が見れる程度にマイルドに演出。sawシリーズはグロすぎるからみれないなあと嘆くそんなあなたにもほどよく優しい演出です。
物語進行的にはいつものゲーム参加者パートと警察捜査パートを交互に描写していくスタイル。
過去作では進行しているゲームと物語が剥離していて興ざめ感があったタイトルもあったけど
レガシーはしっかり物語として締めてくるので安心!
シリーズ恒例のサプライズはネタバレにならない程度に書くと
「えー!確かにサプライズだけど……そんなのありー?」(若干がっかり)
↓
「あー!そういうことー!なるー!」(納得、大満足!)
と言った感じで「その展開不安なんですが」からの「おお!だから違和感があったのね!」という期待にちゃんと答えてくれます!
全体的にSAWシリーズとしてやりすぎたところを丸めて基本に立ち戻って真面目にしっかり作ってる印象。演出の起伏やスピード感が少なめで印象に残る装置も多くないので(地味な理由はあるのだけど)終盤まで少し地味な印象だけど最後でぐわん!と盛り返した感じです。それゆえ最後の解説パートの間延び感がもっとシュッと収まっていたらカタルシス感もアップしたかも。
とはいえ物語として過去作の設定の引き継ぎを最低限に抑えつつ続編ありきで作らずきちっと終わらせているのが好印象でした。
100点満点で80点!
シリーズ全体の評価だと
SAW1>SAW2>SAW4>ジグソウ:ソウレガシー>SAW6>SAW3>SAW3D>SAW5
です。
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