東京都青少年健全育成条例改正案:都議会委可決 ゲーム業界の私なりに考えてみる

東京都青少年健全育成条例改正案が都議会委可決したということで
他人事ではないのでかんがえてみたよ
始めに 
規制自体には疑問を持ちますが 言われている問題には素直に「うんうんやりすぎだよね」
って思っている視点で書いてます。
これ漫画やアニメだけなのかなとおもったらゲームも含まれるのね。
いままであんまり気にしてなかった私超反省。
なので ちゃんと「条例文」の原文見てきました。
すごいつかれるね。こういう堅苦しい文章。
目がつかれて涙がでちゃったよ。
細かい解説は 専門家の解説等を見て欲しいので省きますが
これって自主規制してるものに
都が「いやこれちがうんじゃない?」って文句言えるってことなんだね。
しかも該当作品の公開までできるんだ。
うわあ めんどくさいなあ。
作り手としては2重チェックになるんじゃないの?
ちょっと前に出たぎりぎり狙った某ゲーム
や今度出るあのゲームのような内容のゲームは
都内では CEROではDでも Z指定コーナーとかにおかれることになるのかな?
そのまえにCEROの基準があがりそうだなあ。
まあ、私は レーディングのぎりぎりねらったお色気ゲームは
堂々と「Z指定」にするべきだとおもってるので。
日本は残虐にはきびしいけど セクシャルな内容には寛大なんだもんなあ。
今は条例に触れないものでも いずれ加熱していきそうな雰囲気あったし
こういう内容は 「Z指定」買う人対象になってる気がするし
この内容で Dですよ
みたいなことを売りにするのは恥ずかしいことかなと思ってます。
表現は自由ですが 商売にするんだったらマナーは守るべきかな
まもれないマナーだったら 外野がルールにしようとする動きは自然。
今回 出版の自主規制は意味なしな感じだったので文句言われてあたりまえです。
ちゃんとそういった表現がOKな土俵があるんだからそこで戦ってください。
「そこでは戦えないから ぎりぎりラインでやってるんだよ」
なんてスキマ商売している人たちはなんて甘いんだと思いますよ。

良く「有害図書のおかげで犯罪件数が下がってるんだ!」って
データだけで語る人いるけど それは自分の都合のいいところだけみてるよ。
言いたいことはそれだけじゃないよね。
こういった問題 
「当たり前の世界」は「当たり前ではない」という前提が抜けています。
文句いわれないからやってもいいんだっていうのはちょっとね。
「私たちが思っている自由」は「本当の自由」のしたでは生まれないと思っています。
なんでもOKには道徳はないです。
「幸せになる自由」と 「不幸になる自由」どちらも「自由」だしね。
ネットの世界は「自由」が蔓延してるけど それがいいのかどうなのか
ウィキリークスの件とか 最近いろいろ「自由」を考える機会多いけど
難しいです。
本当に難しい。レールを決めるのが人だからいけないんだろうね。
 「こら、かみさま いるんだったら人が文句言わないルールつくってよ」
ただ、今回の条例 都で規制すべきものかというとちょっと違う気がするし
安易にしたがってはいけないとも思う。
結果として日本中で規制の対象になりそうなことだし。
調子に乗ったつけがこれなので
各メディアは責任をもってこの問題に対し行動していくべきですね
この条例だけでなく 外野から文句を言われないような自主規制
しっかり引いて欲しいですし 作り手もモラルしっかり持つべきかな。
なにがいいか なにがだめなのか いちいちひとに言われないと
空気読めないようじゃいけないよね
と自分のこころにも深く刻むのでした。


関連記事

  →ゲームのパンチラ問題と対策 健全な男子の「ファイナルファンタジー(妄想)」をどうすればいいのか
もくじ
 →ゲーム業界のはなし 掘り出しもくじページ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました