PS3「聖闘士星矢戦記 」感想。
ちなみに私の星座はデスマスクさんと同じです。
★細かいところも聖闘士星矢なシステム!
開発がPS2から引き続きディンプスさんなので
星矢たちキャラの造詣をはじめ
黄金聖衣の金ぴか表現もPS3になって感動的に美しくなりました。
見た目の作りこみだけじゃなくて
そのキャラの設定までゲームシステムにもしっかり取り入れてます。
一輝さんだけが脱いだ「クロス」を再生できちゃったり
蠍座のミロさんには「スカーレットニードル」用のゲージがあったり
その再現性はうれしいかぎり。
ちょっと心配だった声優さんも違和感なしで
おなじみのBGMやSEとともにすぐ聖闘士星矢の世界に行けちゃうのがいいね!
★同じ技は効かない!聖闘士イズムまで再現したシステム
聖闘士には同じ技は効かない。それが聖闘士。
なので闇雲に攻撃してもぜんぜんダメージが与えられません。(雑魚兵除く)
特に黄金聖闘士はこちらの攻撃を避けるどころか
ノーダメージで歩きながら迫ってきて
絶望的な青銅との実力さがうまく表現されています。
で、その実力さを埋めるものは原作でおなじみの「セブンセンシズ」の覚醒!
このゲームでの「セブンセンシズ」とは
ゲージをためるか敵の攻撃を直前でガードすることで
時間の流れがゆっくりになるシステムとして「再現」
で、黄金聖闘士には「セブンセンシズ」でしか
ほぼダメージが与えられないバランスになってるんです。
しかもどこでもいいって言うわけじゃなくて
ちゃんと相手の技の隙を突いて発動する必要がありこれが結構難しいんです。
技の隙もマーカーとかが表示されるわけじゃなく
ほんとに感覚のみで判断するかんじ。
それでもキャラ愛でがんばって何度もリトライしてるうちに
気がつくと「セブンセンシズ」覚醒しちゃった!?って
思えるほどジャストガードできちゃったりして感動します!
★一騎当千アクションは単調
今回の売りであるいわゆる「無双」系の一騎当千アクション。
多数を吹っ飛ばす爽快感は聖闘士アクションと相性いいんだけど
ゲームとしてはうーん。
無双のように拠点制圧とかあるわけでもなく
単純にたくさんの敵がでてくるだけなのですごく単調。
その敵も「雑魚兵」ばかりで
いまいち萌えないんですよね。セリフもなんかいい加減で
そもそもあんまり雑魚兵っていうイメージもないから
かなり気になる。
一応中ボス敵として暗黒聖闘士や白銀聖闘士がでてくるけど
本当出てくるだけってかんじだし…。
無双ゲームによくある成長要素もあるけど
単純に能力の底上げばっかりで
やりこもうっていうかんじじゃないし
ゲーム構成的に原作のストーリーを追うのがメインで
何度も遊ぼうと思わせるようなしくみになっていないので
成長要素があるだけってかんじで機能してないかな。
★まとめ
グラフィックとキャラごとに調整されたシステムで分かる聖闘士イズムは
いいだけに今作の売りである「一騎当千」アクション部分の単調さが痛い。
多数をぶっ飛ばすイメージは聖闘士にあってるとは思うけど
ストーリー部分に縛られすぎて半端になったかんじかな。
「雑魚兵」には愛着ないから
本家「無双」の「武将」のように他の「聖闘士」をうまく絡めてくれると
面白くなりそうなんだけどなあ。
あとはせっかく各キャラの性能をうまく作ってるのに
対戦要素がないのがもったいないなあって思いました。
ダウンロードコンテンツで追加聖闘士がたくさんでたけど
味気ないミッションじゃさびしいんだよね。
ああー、せっかく ユニコーン邪武さんつかえるのになあー。
100点満点で65点。
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