ToHeart2 ダンジョントラベラーズ感想 さくっと全滅難度で挑むハーレムダンジョンRPG

ToHeart2 ダンジョントラベラーズ(通常版)(特典なし)
ToHeart2 ダンジョントラベラーズ


ToHeart2ダンジョントラベラーズ レビューです。

「ToHeart2ダンジョントラベラーズ」とは
アクアプラスから発売の恋愛アドベンチャー「ToHeart2」のキャラクターを使った「ダンジョンRPG」。
PCで発売されたファンディスク「愛佳でいくの!!」に収録されている
「FINAL DRAGON CHRONICLE ~GUILTY REQUIEM~」のPSP移植作。

■戦闘は「魔法」の「詠唱時間」がきも
このゲームは「ウィザードリー」等に代表とされる探索型のダンジョンRPG
戦闘はオーソドックスなターン制 最大5人パーティで挑みます。

ターン制でおなじみの順番をコントロールするのが大事なのは本作も同じです。
このゲームは「魔法」の威力がかなり強力に設定されていて
その反面「強力な魔法ほど「詠唱時間」がかかります。

この「詠唱時間」がきもで なんと詠唱中に攻撃をうけるとキャンセルされてしまうことがあります。
これを防ぐために「前衛」が「敵」を ひきつけたりする必要があります。

なので「威力」が弱い魔法でも「詠唱時間」が短いのでちゃんと戦略的に意味があるのがいいです。
「魔法」以外の「技」には「詠唱時間」が無いので 便利です。

でも「魔法」じゃないとできないことも多いのでこれがなかなか良い感じに調節されてるんですよね。
ちなみにこの「魔法」、自分よりもレベル低い魔物でもさくっと「全滅しかける」威力があるので敵に魔法詠唱されるとなんかすごく緊張します!

とかなかな緊張感ある戦闘ですが 実はこのゲーム オート戦闘がありません。
地道にレベルアップ必須なRPGだったので 特にコマンド選ばなくても勝てる敵等の戦闘でも「決定ボタン」連打しなくちゃいけないんですよね。

■どのスキルを育てていくか悩む成長要素
成長要素は「レベルアップ」による能力アップと
特定レベルでできる「クラスチェンジ」
そしてクラスごとに用意された「スキル」を獲得していくシステムです。

スキルにはレベルの概念があって
上げるたびにどんどん使えるスキルになっていくんです。

だったら特化してどんどんスキルレベルあげちゃえばいいんじゃない?
いえいえ 実はそんなに簡単じゃないんです。

レベルを上げることで デメリットがあり
たとえば「魔法」 効果が高くなる反面「詠唱時間」や「SP」の消費が激しくなります。
いくら強くても 「SP」を多く消費するようになって回数使えなくなったり
「詠唱時間」が長くなって 敵に発動つぶされるリスクがふえちゃうんです。

で、このデメリットをつぶすようにスキルを選んでいくのが楽しい。
長くなった無防備な「詠唱時間」を安全にするために「ファイター」が挑発覚えたり
「状態異常」になりやすい前衛キャラに「状態異常」で強くなる「スキル」覚えさせたり
一人じゃなくて 他のパーティたちのスキルでうまく補うかんじもいいね。

そして「クラスチェンジ」することでどんどん魅力的な「スキル」が増えていき
強くなった感がうれしいかんじです

■To Heart2知らなくても楽しい掛け合い満載!
まずヒロインが20キャラ近くいるのにびっくり
ええー こんなに一杯いて大丈夫?って不安になったんですが
ちゃんと全てのキャラにスポット当たるかんじも何気にすごい
もちろんちゃんと仲間になるのでだれにするかとても悩みます。

そしてそのキャラたちの会話イベントも結構な種類あります。
それぞれ発動の条件があるみたいで
たとえば「アイテム袋」が一杯なときとか
「状態異常のまま放置」とか
ちゃんとゲームの状況に合わせたイベントが起きるのがこまかいです。

もちろんお約束の「お色気」シーンでも
というか主人公 これもてもてすぎるだろ とか思いながらも
どんなに責められても かたくなに一線越えない「貴明」くんのキャラだから許せるかんじ。
「お色気シーン」は全編明るい感じ 健全なエロというかんじなのもいいね!

でもそれよりもたのしめたところ
ダンジョンをもぐるたびに出てくる「ペギー」と「ベアード」の雑談!

ペギーは「ペンギン」モンスター ベアードは「クマ」モンスターの2人パーティで
ダンジョンにもぐってる彼女たち
ゲームで有益な情報を2人のやりとりでおしえてくれるんですが
ここの会話がセンス抜群!

「いや このゲームスキルゲーだから」とか
「クラスチェンジしないと損だから」とか
半分開発者の声も混ざりながらの「RPG」トークが面白いです
これが見たいがため ダンジョンもぐってました。

■マップ探索はちょっとストレスたまる
探索のオトモには「ミニマップ」!
このマップを埋めるのがたのしいんですよね。
でもこのゲームのマップ ちょっとみにくいです。

マップが自分の周辺しか表示されずフロア全体をみる機能がないんです。
さらに他フロアのつながりも確認できません。

序盤はシンプルに1フロア単位での攻略なのでまだ大丈夫なんですが
後半になってくると「ワープゾーン」や「多階層」で挑むフロアがあり
自分がどこにいるのか「?」で探索にストレスたまります。

そして 後半のマップ構成もちょっといじわるすぎる。
「ワープゾーン」連発で「一方通行」を多用し 間違ったルート行くと
また最初からなので マップ把握できないことと合わせて ちょっといらいらしました。

このミニマップ仕様なんだから それにあったダンジョン構成にしてほしかったなあ
あと全体マップがみれないからマップ埋めるモチベーションもでないんだよね。

■クリアしてからが本番
クリアまでのプレイ時間かなりありますが
実はクリア後のボリュームが半端ないです。
ここだけの話 エンディング見てまだボリュームの半分ぐらいです。

クリア後のダンジョンはもちろん 多数のサブダンジョンから
20人近いパーティメンバーたちの育成
そして彼女たちの組み合わせでおこるイベントの数々
これを極めるにはいったいどれだけの時間が必要なんだろう?っていうぐらい
「やりこみマスター」はオレのことだ!っていうひとぜひチャレンジしてみてくださいね。

といった感じで ギャルゲームのお気楽ダンジョンゲームだと思うと良い意味裏切られます。
残念なのはやっぱり「マップ」の不便さと「戦闘」での「オートバトル」等の快適システムがないことかな。
繰り返しが多いゲームなのでこういうシステム面の手の届かなさが少し気になりますね。

100点満点で75点
ToHeart2 知ってる人だと 満足度もっと高そうな感じです

↓実はこの秋にPS3で本家ToHeart2も発売!
ダンジョントラベラーで興味もって 本家遊ぶのもおつなのかも!ToHeart2 DX PLUS(通常版)
ToHeart2 DX PLUS

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