天守閣座談会とは
ゲームにまつわる話題をぼやーっと業界の人たちではなすゆるいお茶会
<登場人物>
①姫子さん 会社のえらいひと
②わたし えらくない人
③社長 もっともえらいひと いつまでも子供
リフレッシュルームにて
社長 読書ですか偉いですね
うん!ほしいゲームがあるからレビューみてるの!
あ!あった! うんと「6点 6点 7点 6点」
…なんか微妙…
確かに微妙…
でも、点数じゃないですよゲームは!
でも、もういらない
だって社長「ゴールド」以上じゃないと
遊ばないってきめてるんだもん!
今月は「ゴールド」ないのかな?
……あ、「ゴールド」あった!
あれ? これ、体験版おもしろくなかったゲームだ
なんでつまんなくても「ゴールド」取れるの?
やっぱり大作だからえこひいき?
どきーん!
相変わらず聞きにくいことをさらりと聞いてきますね。
ど、どうなんでしょ姫子さん
そうだなあそれはメジャーとマイナーのちがいなんじゃない?
マイナーはマイナー、メジャーはメジャーとしての評価があるわけよ
メジャー大作ってのは実績があるわけよ、
シリーズならシリーズの
クリエイターなら過去の作品の評価がさ
雑誌のレビューの趣旨としてはさ
多くの人が楽しいとおもえるってところが基準
だから「売れた」=「ユーザーの支持」あるわけで
ここを評価に組み込むわけね。
1作目の評価が思ったよりも高くないのにさ
2作目以降急にあがったりするのもそういうことな。
認められてるんだからさ、そこは素直に評価な
あとは「大作感」って言うのもあるよね。うわあ、金かけてんなっていうさハリウッド超大作的なビジュアルとかさ。
まあ、だからこそ雑誌の点数が高くてもユーザーの評価が悪いってことも多いんだけどね。ゲームの本質とは違うところで評価されてる割合が大きいものは特に。わかった?社長
わかった!
ふーん
なんだ、社長てっきりお金で点数…ふ、ふが
ちょ、ちょっともうへんなこといわない!
でもそのワリにはかなり好みの差があるものにも高得点ついてたりするんですけどね…
それにしても、姫子さんすごく詳しいですね!
そういわれるとレビューの見方変わっちゃいます!知り合いにいるんですか?プロのレビュワーさんとか?
まあ
そうなんじゃないのと勝手に思ってるだけだけどな!
………
こんなかんじです。
雑誌のレビューはユーザーさんはとても気にしてると思いますが
それ以上に業界人がすごく気にしてます。(笑
自分がかかわったゲームの場合は
後もう少しで「ゴールド」なのになんで寸止めなんだよ!と憤慨したり
コメントにあたりさわりのない文章が立て続けにならんでると
なんかすごく不安になったりします。
やっぱり人に評価されるのがうれしいんですよね。
自分で見てるときは殿堂入りよりも点数の並びも気にしてたりします。
個人的に 8888よりも 8789みたいなほうが好きで
合計点はおんなじでも思うことにぶれがあるゲームのほうがチャレンジしてそうで
興味わくんですよね。
点数とコメントにずれが見える場合はなんかいろいろ深読みしちゃったりして…
いろんなこと考えてみると楽しい雑誌のレビューなのです。
コメント
特に据え置き機なんかで感じますが、タイトルは控えますが最近は大作感を出そうとして背伸びをした作品が多い気がしますね。
話が大きければ大作ってわけではない、小さなお話・設定でもしっかり作ってあれば十分に胸を張って大作!だと思うのでそんな作品が増えてくれることを願っています。
そうですね、せっかくこんなにつくったおもしろそうなステージでもあっという間に移動しておわりとか
なんだか贅沢な使い方=大作ってかんじになっちゃってるかも。