PS4「進撃の巨人」感想 簡単操作でイメージ通りな立体起動アクション!と愛すべき巨人たちが絶望を彩る!


コーエーテクモさんで無双シリーズを手掛けるオメガフォース開発 のアクションゲーム、
PS4進撃の巨人感想です。

★アニメのイメージ通りな立体起動!アクション!と巨人たち

アニメで見たイメージそのまま立体起動を再現!
行きたい方向を押してワイヤーボタンを押すだけのお手軽操作
単純に直線的な移動ではなくゴムのようなワイヤーの弾性を感じる動きで立体起動装置の独特な動きが再現されています。

戦闘はいわゆるターゲットロック方式
戦闘モードに切り替えて巨人の部位を選択して

①ターゲットにワイヤーを射出
②ターゲットを狙える(見える)位置にキャラを移動。
 移動を止めるとそのまま加速接近
③タイミングを合わせて攻撃

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やることは簡単なんですが巨人が動き回っているので位置取りが慣れないうちはかなり大変。
アクション苦手目な人は感覚つかむまでちょっと時間がかかるかも。

初めて遊ぶとすごく焦っちゃうんですけど実はターゲットにワイヤーがつながっている間は
空中にとどまっていられるっていうことがわかればOKなんですけどね。

実際は空中に浮かんでいられるのはちょっと変なんだけどそれを感じさせないようになってて
この辺のゲームの落とし込みはうまいです!

そしてもう一つの主役、巨人たちもすごい!
違和感のある体バランスで奇妙になまなましく動き回る姿だけでなく
建物の上に乗りかかったりと巨人で大事な「きもちわるさ」表現がいいんです。

そして何気に人型で部位切断、そして四肢をすべて切断できるゲームはなかなか他にないかも。
その状態でうごめく巨大な巨人たちも新鮮です。

★ガスと刃の消耗マネジメントアクション!

とそんな巨人たちに超爽快な立体起動戦闘ですがその勢いはずっとは持続しないのです!
立体起動を効果的に使うには「ガス」が必要で巨人を倒す「刃」は耐久力がなくなると折れてしまうのです。

このガスと刃がなくなったときの絶望感がすごいんです。
ガス不足のなか巨人の群れに囲まれてどうにもできなくなったり
あともう少しでとどめというときに刃が折れそれ以上ダメージが与えられなくなったりと
さっきまでの進撃はなんだったの?っていうぐらい無力になるんです!
まさに2巻の「いい人生だった……」なミカサさんと同じ顔しましたもん、わたし。

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なので無駄な立体起動をせずに一撃で確実にうなじをそぎ
巨人を駆逐することで発動できる「決戦の狼煙」でガス&刃が一定量回復しながら
限りあるガスと刃を有効に使うように立ち回るのです!

するとはじめはかっこいいからガスすかしまくりだった立体アクションが
後半は無駄な動きなく洗練されたいぶし銀な立体起動をするようになって
気が付くと調査兵団に主席で入団できるような動きに訓練された自分がいました!
アクションはこういううまくなった感が個人的に好きです!

★副任務達成が攻略のカギ

いくら消耗を抑えてもなくなるものはなくなるので
あらかじめフィールドにガスや刃を補給できる補給隊がいます。
そしてその補給を増やしてくれるのが副任務。

副任務とは戦闘中に発生する任意で達成するミッション
任意ではあるけど副任務を成功させると補給隊がフィールドに追加、そしてより強い仲間と共闘できるんです!

この仲間も補給と同じぐらい大事な存在
仲間が加入するとグレードに応じて追加ダメージが入る=攻撃力が上がるので
より少ない手数で巨人を狩れるのでガス等を大幅に節約できるのです。

すべてがガス&刃の消耗に大事な要素で
後半はいかにより多くの副任務をどういった順番で達成をしていくかが重要。
うまく立ち回らないとほぼクリアできない状況もあってキャラゲーでもぬるくはない難易度なんです。
(でもいつでも難易度下げられます!)

そして状況に合わせて立体起動で縦横無尽にフィールドを突破しながらまさしく一騎当千な活躍をするのがすごい楽しい!
派手で爽快感のある立体起動戦闘アクションに攻略ルートを迅速に選択し行動する副任務と
他の本家無双アクションや亜流バージョンでで培ったゲームバランスの黄金比!なかんじで
今作も安定安心の遊び心地です!

★ストーリーは原作に忠実 オリジナルシナリオはやりこみ重視。

ストーリーはTVアニメで放映された原作のエピソードを忠実に再現したパートと
そのあとに続くオリジナルエピソード1章の計4章だて。

もともとアニメ化された部分でゲーム化できるシチエーションが少ないこともあってできるエピソードはすべてやって足りないところは原作エピソードの前後に無理なくステージを追加した構成。

オリジナルエピソードは原作再現エピソードで登場しなかった巨人と戦えるような趣向の外伝的なシナリオを
フリーモードである壁外調査のミッションの達成率でストーリーが進む仕組み。
本編ではあまりできなかったキャラ育成や素材を集めて武器の開発や強化をしたり、依頼を達成し各キャラのショートエピソードを開放したりとやりこみ要素が追加された章立て。
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原作シナリオではどうしても使用キャラ等の制約等がありなかなかゲーム性を入れにくい部分をこのオリジナルエピソードで補完しているのでストーリーも感じながらもう少しやりこみたいなあっていうよくばりユーザーに配慮したかんじで個人的によいです!

★きになること

・視界外の敵にターゲットロック
目の前にいる巨人にロックしたいのにいきなり違う方向に向けられたりするのはなんとかしてほしかった。
なのでキャラの前に大きな矢印がでてるんだけどそういうことじゃないんだよね。

・見えない壁にぶつかる
正確に言うと木の枝などカリングで消していると思われるものにぶつかる
これが完全に見えない状態なのでぶつかったのかどうかわからないのでちょっとストレス

・巨人が群れすぎてなにがなんだかわからなくなる
ターゲットロックの問題ともいえるけど
終盤異常に巨人が密集することがあり何をロックしてるのかまるでわからないことがある

・立体起動で上に移動しにくい
壁を垂直にうまく上がれないことが多い。
なので壁越えがちょっとストレス。

・副任務ターゲットがわかりにくい
見た目が普通の巨人と変わらずターゲットマークがちょっと違うだけなのでわかりにくい。

・鎧の巨人の扱い
鎧の巨人ってキーな巨人なのに初登場が任意ミッションでゲームオリジナルの亜種から
いろいろ事情があるのはわかるけど……とおもったら普通に鎧の巨人もでてきちゃったので
単純にリソース不足ならそこは我慢してほしかった。

★まとめ

立体起動アクションの再現性で十分満足な今作。
個人的にいいなあと思ったのは戦場でのモブ兵団員描写。
プレイヤーが任務に飛び回っているその周りで巨人たちの周りを飛び交い、食われていくその姿。
どんなにプレイヤーは頑張っても無常に犠牲は出続けるこの雰囲気にしっかり原作愛をかんじました。

武器の強化等RPG的な要素も本編ではなくオリジナルシナリオから重視している構成も
原作再現しながら無理なくゲームとして掘り下げようとしているなあと好感もてました。
このレビュー書いてる時点だとマルチ実装前なので
マルチ実装されたらその部分の評価も含めて感想書きますね。

ゲームとしては100点満点で85点
ですが原作ファンとしてみれば95点。

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