ポリゴン ゲーム業界用語大便利帳 1ポリゴンに笑うものは1ポリゴンに泣くのだ

ポリゴンは点と点を結ぶことで出来る最小の面△のことです。
いわゆるポリゴンのゲームはこの三角を組み合わせてマップやキャラを作ってゲームにしていきます

なんで三角が基準なのかというとどの頂点を動かしても面が絶対にゆがまないからです。

4角だとどれか1頂点動かすとゆがんじゃうんだよね。
ちなみにポリゴンでで出来たものを「モデル」といい
「キャラモデル」 「マップモデル」なんていいます。

ポリゴンはその数によって処理負荷があがっていくので
ハードにあわせて ポリゴン数を制限してデータを作っていきます。
ポリゴンは「キャラ」、「背景」、「エフェクト」で使われいるので
それらがどれくらいの割合でゲームで必要なのかで振り分けていきます。

たとえば 全体で3500ポリゴンぐらい出るハードで
キャラクターが最大5体
マップが100*100メートルの町並みの中で エフェクトが最大3つ 必要な場合
なのでキャラが400ポリゴン*5で2000ポリゴン マップに1200ポリゴン のこりはエフェクト見たいな感じ

この配分決めかたのセンスでだいぶ見た目が変わるので重要
この配分会議はいつもみんなあついんだよね
某事業仕分けみたいに
 「キャラに1500ポリゴン? なめんな!」
 「ばっきゃろう! いまどき背景2000ポリゴンでつくれるか!」
 「というか企画!本当にこのゲームキャラ10体ださなきゃいけなのか?」
みたいな感じ。だからみんなとってもなかよしなんです。

ポリゴン数の配分が出来たら 次はどうそのお小遣いを使っていくのか考えます。 
このまま好き勝手作っちゃうとみんな違う作り方になっちゃうからね。
そこで良く使うのが「円柱」
このゲームでは最低何角形を円柱とするのかを考えてそれを基準で考えます

ゲームのキャラクターの多くは円柱の組み合わせで出来ていることが多く
この円柱以上滑らかな曲線はないんだよとみんなで認識するのです。
PS1のときは 6角柱でも贅沢のきわみだった時代で
円柱は 普通は5角形 いや4角中でも円柱です!って感じでした。(場合によっては3角柱なときも)

PS2になってくると 4角柱はやっぱり4角柱だよねって冷静になって(笑
6角形あたりが円柱なんじゃないのって感じだったような気がします。 
PS3で ついに円柱が8~10角形ぐらい確保できるようになりました!ばんざーい!

ちなみにPS3んあると「ピクセルシェーダー」なるポリゴン数の考えを覆す技術が出来るんですが
それはまた 別の話なのです
ポリゴン数
実は作り手はPS2ぐらいのほうがちょうど良かったなあなんて思ってたりします。
あんまりにポリゴンが多いと モデルの組み方に幅が出来すぎて
ちゃんとコントロールしないと「ポリゴンの使い方」が人により差がでるんだよね。
制限がある世界っていうには実は「楽だったんだなあ」って思う私でした。

姫子さんのゲーム天守閣!-ポリゴン


コメント

  1. ノウスウ より:

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    スターフォックスやバーチャファイターの頃は何がなんだか分からないけどなんだか凄い、という感じでした。
    ココ10年のゲームの進化はポリゴンの進化といっても過言ではありませんね。
    64やPSの頑張って表現していましたという時代が懐かしい・・
    手をポリゴン三面で作っていたなぁ~

  2. ううたん より:

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    >ノウスウさん
    ポリゴンでモデル誰でも作れる時代になりましたしね。企画さんもステージ設計でいじってるところもあるみたい!

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