<登場人物>
①姫子さん 会社のえらいひと
②わたし えらくない人
③社長 もっともえらいひと いつまでも子供
社長のわかりマイスター★とは
ゲームの素朴な質問になんとなく答える新コーナーです。
本日第一回の質問はー
ねえー、なんでゲームって「発売延期」するの?
社長
初回から重いなあー
だって
更なるクオリティアップって煽るのに
バグってたりして延期したのによくなってないような
気がするんだけど……
………
姫子さんどうですか?
わかった
社長、結論を言おう
「間に合わなかった」からだ
知ってた
じゃなくて 姫子!「なんで」延期するのかわかんないの!
なんで間に合わないの?プロじゃないの?みんな?
キッズなめんな
ずきーん!
い、いやさそんな大人の事情きいたって面白くないよ?
パパとママからどうやったら赤ちゃんができるの?
っていうようなファンタジーなところだよ?
姫子…
言い訳聞くよ
………。
間に合わない大人の事情のいいわけ
いいわけ:姫子さん
解説:ニノ倉さん
★スケジュール管理が甘くて…
うーん 明日でよくないこの問題?
1日1個が無理なら 3日で3個でどうだ?
あのさ、今すぐこれやって?ナウ!今すぐ!
先のこと考えずに今だけを見たり
遅れを取り戻す手段が「気合」「努力」「根性」だけだったり
やたら差込作業がおおかったり…
スケジュールなにそれおいしいの?状態で進んで気がつくと…
★だって私の思い描いた未来予想図をみんなと共有できなかったんだもん
「設計図はオレの頭の中にある!」スタイルで
作ってるスタッフのほとんどが完成形を想像できないまま開発
「そうじゃないんだけどなあ」「うーんオレのとはちがうなあ」
といろんなことがあいまいで現実から目をそらしてとろける日々が続く…
★っていうか、そもそも別のラインが遅れたからとばっちりなんだもん
親のつけは子 子のつけは孫へ
終わらないラインのためにヘルプ、ヘルプ、ヘルプ…
あれ?気がつくと私たちもすでにヘルプミー!
そして登場するヘルプのヘルプ要員……
★そもそも開発期間に無理があったよね…
時には始まるまえからすでに無理的なものもある。
だが!無理だからこそ「仕事」なのだ!
オラ、わくわくしてきたぞ!ということにならず
いつか来る「終末」におびえながら開発する日々が続く…
………
…ごめん
姫子聞かなきゃよかった…
大人ってつらいんだね…
………
社長なんとなくわかりました?
なんとなくわかりマイスター★
大人って大変なことがわかった!
社長はキッズのまま大人になるよ
……
………
とこんな感じです。
なにか聞きたいことあったらコメントでもツイッターでもいいので
ぜひ教えてくださいね!
姫子さんがなんとなく答えますよ!
コメント
ゲーム作ってる人は、何となく常に追い込まれているイメージがあるのですが、
逆に最初から最後までスケジュール通りに気持ちよく作れる事ってあるんでしょうか?
なかなかないですね(笑)
スケジュールをあわせるため仕様やデータのカットで調整をすることが多くて
「ああ!もう少し時間があればここまでつくれるのに!」って思うことが多いです。