映画「思い出のマーニー」感想 杏奈とマーニーの世界の違和感の秘密に静かにじわーんとする

映画「思い出のマーニー 」感想です

思い出のマーニーとは?
ジョーン・G・ロビンソンによる児童文学作品を
スタジオジブリでアニメ化 
「借りぐらしのアリエッティ」の米林宏昌監督で脱★宮崎駿が話題

あらすじ
心を閉ざした少女杏奈は
ぜんそくの療養のために海辺の村に親戚に預けられた。
ある日 誰も住んでいないはずの通称「湿っ地屋敷」で
金髪の少女マーニーと出会い、不思議な交流を始めていく…

 

いままでのジブリヒロインと違って
心をとざす内向的な女の子が主人公

いつもは感情豊かな表現に心奪われるジブリの映画だけど
今回は感情が見えない感情表現が深い
そこに美しい景色があるのに
やさしく包み込んでくれる場所があるのに
それがまるで写らない杏奈の瞳が心にきます

だけどマーニーとであった後は急展開
目をきらきらさせながら
じゃれあう杏奈とマーニーに
乙女どうしの仲以上のものをかんじ
大丈夫かいらぬ心配をしながら
たしかにジブリかわったなあ…って思ったけど
この違和感が実は…といった話

ただ、この違和感で感動にもっていくには
中盤で展開がよめてしまうので
目頭が若干熱くなる程度でおわってしまったのが残念

終盤の杏奈とマーニーの世界が
ほどけていく展開がとてもよかっただけに
もっともりあげられたとおもうんだけどなあ

以下ネタバレちっくなのでおりたたみ↓ [wpex more=”続きを読む” less=”閉じる”]杏奈はうすうす気がついていると思っていたので
まさかラストまで考えもしなかったとはおもわなかったかなあ
そのせいで終盤、説明っぽくなっちゃった気がする[/wpex]

100点満点で78点

はっきり心に残るような派手さはないけど
ところどころはっとするシーンはあって
静かに心に残るかんじの映画でした

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