天守閣座談会とは ゲームにまつわる話題をぼやーっと業界の人たちではなすゆるいお茶会
<登場人物> 天守閣ゲームスのひとたち
①姫子さん 会社のえらいひと
②わたし えらくない人
社長。エクシリアクリアしました?
面白かったです?
うん。もうクリアしちゃったよ。
相変わらず面白かった!
なんかねーゲームってかんじするね!
今回はDR-LMB(ダブルレイド・リニアモーションバトル)とかでしたっけ。毎回 バトルシステム名がえらい凝ってますよね、テイルズって。
そうなのー!
社長 テイルズの「システム」のなまえ、すごくだいすき!
姫子ー。うちのゲームにもああいうかっこいいなまえにしてー。
システム名ねえ。私はどうでもいいかんじなんだけどね。
あれって いくつかパターンあるよな。
だいたいこんなかんじ?
①単語の組み合わせ
転職システム(DQシリーズ)
アクティブタイムバトル(FFシリーズ)
プレスターンバトル(女神転生シリーズ)
②アルファベットの略称をゴロあわせで
Lips「リップス」(Live & Interactive Picture Systemサクラ大戦)
BLiTZ「ブリッツ」(Battle of Live Tactical Zone systems。戦場のヴァルキュリア)
③造語
マテリアシステム(FF7)
スフィア盤(FF10)
戦術オーブメント(英雄伝説シリーズ)
システムはゲームの顔だから
①みたいなシンプルなのがいいけど、それだとなかなか意味伝わらない遊びもあるし いい単語はもう使われちゃってたりするから ②の「語呂合わせ」もよく見るね。
③みたいに「造語」全面に押し出してシステムを世界感にさりげなくおさめるかんじの。
そのなかでも社長がだいすきな「テイルズ」系のシステム名はなんかもう独特だよな。びっくりするほどぱっと見なにがいいたいのかわからないけど、毎回なにがでてくるんだ!っていう期待感あるよな。
あはは、たしかに。
もうある意味芸術ですよ、あのネーミング。
テイルズシリーズのバトルシステムたち。こんなにあったんだねー。
リニアモーションバトルシステム (LMBS)
エンハンスト・リニアモーションバトルシステム (E-LMBS)
プログレッシブ・リニアモーションバトルシステム (P-LMBS)
アグレッシブ リニアモーションバトルシステム (A-LMBS)
トラスト&タクティカル リニアモーションバトルシステム (TT-LMBS)
マルチライン・リニアモーションバトルシステム (ML-LMBS)
3ライン リニアモーションバトルシステム (3L-LMBS)
クロスオーバー リニアモーションバトルシステム (X-LMBS)
フレックスレンジ リニアモーションバトルシステム (FR-LMBS)
3オン3 リニアモーションバトルシステム (3on3-LMBS)
エアーリアル リニアモーションバトルシステム (AR-LMBS)
ディメンションストライド リニアモーションバトルシステム (DS-LMBS)
フレックスレンジ:エレメントエンハンスト リニアモーションバトルシステム (FR:EE-LMBS)
エヴォルヴドフレックスレンジ リニアモーションバトルシステム (EFR-LMBS)
コンビネーションエアーリアル リニアモーションバトルシステム (CNAR-LMBS)
スタイルシフト リニアモーションバトルシステム (SS-LMBS)
クロスアーツエアーリアル-リニアモーションバトルシステム (XAR-LMBS)
ダブルレイド・リニアモーションバトルシステム (DR-LMBS)
こう並べてみるとものすごい迫力だな。
本当にこんなシステム名かっこいいのがいいの?社長?
すごい中2かっこいいかんじだけど?
中2だって、かっこいいもん!
それになんか意味があるのがいい!
そんなものかねえ。
システム名なんて意味ありそうで実際跡付けなんだけどね。
仮のがそのまま正式名称になったりしますよね。
それよくあるねー。開発中に仮のままずーっと使ってるからね。
もう麻痺しちゃってさー。でそのまま広報さんに見せると「なにこのダサいネーミング。もちろん仮ですよね!」って冗談だろおい!って顔されるんだ。
そういえば姫子さんが考えたシステム名で
「おきあがりこぶしシステム」とかひどいのありましたよね。
「おきあがりこぶしシステム」とは、
過去にボツッた対戦アクションゲームのシステム名。
攻撃を食らった位置、強さで「起き上がりこぶし」のように反動し
その反動を利用して逆転をねらえる受身スマブラシステム。
え、あれ結構気に入ってるんだけどなあ。
もう伝えたいことそのままダイレクトだよ。
いやいや、名前ださいですよ。姫子さんはいつも適当すぎです。それに、名前かんがえるのいつもわたしじゃないですか?
おきあがりこぶし?ないない、ないですって。
じゃあ、どんなのがいいんだよー。
そもそも「おきあがりこぼし」っていう単語のがダサいんですよ。そこを別の言い方に考えましょうよ。
「おきあがりこぶし」って決して倒れないってことですよね? それを言いかえれば……。
んー、「七転八倒(しちてんばっとう)」?
社長ー。
「七転八倒」の意味って 転げまわって苦しむことですよ。
むしろ転んでることのほうが多くて意味が逆です。
それをいうなら「七転び八起き」です!
英語にしちゃうとか「オキアガーリ・コボーシ!」
英語っぽく発音してもだめです!おきあがりこぶしの英語なら
ええと…「self-righting doll」「roly-poly toy」「tilting doll」「tumbler」とかかあ
!
英語ね!
じゃあさ、okbs(Okiagari-Koboshi-Battle-System)とかは?
………。
結局おきあがりこぶしー。
略したことで
なんかまったくピンとこなくなりましたよ。
その意味よくわかんないかんじがなんかすごい感あっていいんじゃない?どうなの社長?
なんか英語になって、かっこよくなった!
社長…。英語ならなんでもかっこいいんですね…。
一昔前はやたらシステム、システムって聞いたけど
RPGが少なくなったら急におとなしくなった気がします。
JRPGは複数システムの塊みたいなゲームだったもんなあ。
システム名のネーミングってなんか「中2病」なかんじのが多くて
私も中学生のころはシステム名にときめいてたなあ。
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