映画「プリズナーズ」感想 「アウト」な手段で迫るヒュージャックマンパパの迫真演技と先の読めない事件の真相を抑えた演出で魅せる良サスペンス

映画「プリズナーズ 」感想です

プリズナーズ とは?
ヒュー・ジャックマン主演、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督によるクライムサスペンス

あらすじ
小さな工務店を営むケラーは妻と娘、そして隣人の一家と共に感謝祭を迎えている最中に
ケラーと隣人の娘は行方不明になってしまう。
まもなく現場近くで目撃された不審な車から容疑者アレックスを拘束するが
決定的な証拠が得られず釈放されてしまう。
だがケラーはアレックスが犯人であるとにらみ彼に接近する…

 

XMENのウルヴァリンを演じるヒュージャックマンパパが
行方不明になった娘の事件の容疑者に「アウト」な手段で迫っていくサスペンス
とはいえきっと頼れない警察を横目に苦悩しながらも
見てるほうがジャックマンパパに同情しちゃうようなかんじなんだろうなあとおもったら
まったくそんなことなし!

もう、お父さんわかったから
やめたげてー!これ以上は…
お願いします!だめー!ってかんじ

そりゃ娘が攫われたかもしれないんだからとは思うがここまでする?
行動だけみると感情移入の余地がまったくなし!
ヒュージャックマンの迫真すぎる演技に圧倒!

そのお父さんとの暴走っぷりとは対照的に刑事のロキさんは理性的で慎重
というかめちゃめちゃ頼りになるかんじ
一つ一つ着実にコマをすすめ確実に事件を追っている姿は
きっと警察に任せてればなんとかなるよ!
そんな気がするよ!
というかお父さんをとめたげてー!

中盤以降はもうこの刑事さんに感情移入しまくりでした

愛する娘のために感情のまま己の信じる方法で真相に迫る父
他人であるからこそ冷静に事件を見つめる刑事
目的は同じなのに目指す解決の形がまるで違う2人

そのふたりをもてあそぶように
つぎつぎあらわれては消える事実たちに
え?それってどうゆうこと?
ん?そうなっちゃうの?それじゃあれはどうなるの?
と、おとうさんの危うい行動もあって右に左に振り回されっぱなし!

終始抑えた演出でラストもこの映画だからこそなよい幕引きです

100点満点で90点!

と鑑賞後の満足度は高い今作ですが
映画のなかにいろいろ暗示したモチーフがたくさんあって
たくさんある考察サイトを覗くと
なんと!こんなにいろんなところに意味があったのかと驚き!
じゃっかんもやもやしてた
あれはあれじゃないといけないのかとか
映画できになった違和感がきれいにスッキリします
だけどこの知識は日本人にはあまりなじみないのでわからなくてもOK!

しかもこれ系の意味を含ませる演出のなかでは
かなりわかりやすく ここまでこだわってたのかーってびっくりです

以下解説されている記事です。もちろんネタバレありなので鑑賞後にぜひ

 →「映画のブログ」さん 『プリズナーズ』の真のメッセージとは?
こちらはストーリーの流れがわかりやすく解説 
 →「グドすぴBlog」さん 映画『プリズナーズ』 PRISONERS ネタバレでお節介な解説

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