[映画感想]/カラフル 原恵一監督作品 80点  

森絵都さんの同名小説「カラフル」
クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦
を手がけた原恵一監督最新作です。
<あらすじ>
罪を背負って死んだ「ぼく」が下界でやり直すチャンスを与えられた。
自殺した少年「真」の体に期間限定で入ることになった「ぼく」は…。
という現代ファンタジーです。

原作未読で見ました。
「ぼく」の罪と真の自殺のいきさつなど まったくわからない状態から始まるので
見てるほうも同じ気持ちで見れて 気がついたら自分の中学時代に重ね合わせて
見ちゃってる私がいました。
個人的に良く遊びにいった二子多摩川が舞台
ほとんどの場所に見覚えがあってなんだかすごく感情移入しちゃった。
あそこはいい風景多いのでいいですよ。
ちょっと奥に行くと廃線あととか土手とかあっていいんです。
これは中学校時代どう生きていたかで感情の入りちがうかも。

ちなみに私は 校内放送で名指しに職員室に呼び出しされたり
いじめっ子にカンペン隠されて 逆に隠し返して気がついたら
いじめっ子の家に遊びに行くほど仲良くなったりした中学校時代でした。
このころってどう転ぶかわからないときだったんだなって思います。
一歩間違ってたら私どうなってたんだろう。
さて映画の内容にもどると家族の描写がすごくいいです。
特に何の問題もなさそうな家族に見えるけど
実際は干渉しないことでつながり保ってたりするとこなんて
「家族ってこんな感じだよねっ」てリアルに感心しちゃった。
友人には話せて 家族だと言葉に出来ないこともありますよね。
なんだか今年みた映画は泣かされちゃう映画が多いけど
今作もかなりきます。
あの「おなべシーン」 泣かない人いないでしょう?
映画館飛び出して実家に帰りたくなります。
後半まであまり大きく物語が動かないけど これはこの物語に必要な時間で
彼が起こした罪とはなんだったのかとあわせて ちゃんとラストに明らかになります。

見終わったあと
自分もカラフルに生きていいんだ!って前向きスイッチ入っちゃいますよ
この映画あんまりにやさしすぎる世界なきもするけど
ひとつの失敗や人の揚げ足取りばっかりとることばっかりな現代なので
こういった許す世の中欲しちゃうね。 
お話はとても良かったんですがちょっと気になったところも
背景が写真マンマすぎて浮いてるシーンが多かったのと
BGMがちょっとあってないところがあったとこかな?
ちょっとしたことですが やっぱり見ていて気になったかな。

この映画をお勧めしたい人

・自分の生き方に自信がもてない人
・家族ってどんなんだったか忘れちゃった人
・世の中、はすに見すぎている今の自分を変えたい人
2010年夏の映画はどれも出来がよく素敵でした!
以下この夏映画レビュー
 →トイストーリー3(Toy Story 3) ピクサー 100点
 →ヒックとドラゴン ドリームワークス・アニメーション 95点
 →インセプション(inception) ワーナー 95点
 →借りぐらしのアリエッティ ジブリ作品 75点
 →プレデターズ(Predators) 75点
 →踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!  75点


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原恵一監督作品

映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦 [DVD] 映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲 [DVD]河童のクゥと夏休み 【通常版】 [DVD]
 
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