月に囚われた男
近未来の地球。エネルギー発掘のために
主人公サムは一人で月へ三年間派遣される。
話し相手は人工知能のロボットだけという孤独な環境も
契約完了まで残りわずかとなったが…。
設定だけでも非常に魅力的な作品です。
この映画はいわゆる低予算映画で
予算がないなりに非常にいろんな工夫をしながらSFしてるんです。
最近CG全盛のなかで ミニュチュアでの月表現もなかなかよかったですよ。
舞台は近未来の話ですが月面基地がなんとなく
レトロ感ただようデザインなのが素敵です。
主人公サムの唯一の話し相手「ガーディー」の
表情アイコンもキュート!
月からみた地球の美しさをひとり孤独で
すごす主人公の気持ちがばんばん伝わります。
月と地球という、届きそうでとどかない物悲しさがいい!
物語中盤での大きな動きからの「サム」と
「人工知能ガーティー」とのやりとりは奥深いものがあります。
ネタばれになるのでくわしくかけませんが
自分の運命を知ったときの主人公の葛藤がたまりません。
全体的にすごくゆっくりと話が進んでく必然性はありますが
いいたいことのわりに映画のテンポがちょっと悪いかな。
あとはラストの余韻がちょっと。
もっといい締め方があった気がします。
でもこの映画好きな人はとことんすきそう。
私にはちょっと会わなかっただけだと思います。
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コメント
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低予算映画ということで話題だったですけど
結局2001年宇宙のたびみたいな感じなんでしょうかね?
「2001年~」が好きなら
この映画もお薦めです?
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>FARFAさん
そうです
本当のSF好きは 大好物みたいなので
いろんなオマージュたくさんあるので
静かなSFです