[映画感想]/「第9地区  District 9」 85点 


第9地区
巨大な宇宙船が南アフリカ上空に出現!
エイリアンたちが第9地区で隔離されて20年 隔離場所移転計画がもちあがり…。
ドキュメンタリータッチで描く SFエイリアン社会派映画です。
この映画で長編デビュー ニール・ブロムカンプ監督さんが取った短編を長編化したものです。
じつはこのニール・ブロムカンプ監督 ゲーム「HALO」の映画化の監督さんになる予定だった人です。
いろいろひと悶着があってHALO映画化を断念してこの映画をとることになったみたい。
それで この映画 とにかくユニーク!
あらすじみてもそう思うと思いますが 展開も先が読めず 気になる気になる!
この映画 「リアル」 と 「ありえなーい」っていうの線引きがうまいです。
隔離地区の話は 現実にあった アパルトヘイト がモチーフで
その隔離される側がリアルとかかけ離れたエイリアンたちだったり…
観客を考えさせるシーンと 楽しませるシーンのバランスがうまいんです。
ここらへんの落としどころがオリジナリティを感じるんでしょうね。
よくある「アイディアはいいけど落ちがなあ」っていう映画ではないです。
言いたいこともいって、ちゃんとエンタメもして でオリジナリティ抜群なのです。
ちゃんとラストもいい余韻で 映画見終わったあとは南アフリカの歴史を調べたくなるほど考えてしまう
そんな映画です。
ただ、演出とはいえショッキングなシーンがいくつかあるので
苦手な方は注意!
でも それを乗り越えても見る価値ありますよ。
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