[ゲーム感想]PS3 うみねこのなく頃に ねたばれ感想

うみねこのなく頃に ~魔女と推理の輪舞曲~ ねたばれ感想です。
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ひぐらしを遊んでいたので
今回本当にミステリー好きがにやけちゃうほど
ミステリギミック盛りだくさんでうれしい。

「嵐の孤島」に「密室」 そして「見立て殺人」
でもその見立てたもの自体が出てくることは皆無です。
あくまで雰囲気づけ。だって「ミステリ」にならないしね。

このゲームではその見立てでである「魔女」を登場させちゃうどころか
人と「推理」で戦わせるっていうんだから
その面白いと思わせる発想センスは相変わらずですね。

まずエピソード1
導入ということなので
「ひぐらし」と比べると登場人物が大人が多いからか
みんな地に足がついてるキャラが多くて安心して読めました。

「ひぐらし」は学園生活の描写がちょっとにがてだったので
事件が始まるまでが「長すぎ」なきがしたけど
儀式が始まると 本当一気読み!
魔女が果たして存在するのかしないのかの
ぎりぎり加減も心地よかったです。

そんなちょっと落ち着いたエピソード1から一転
エピソード2の怒涛の魔法展開はインパクトは大きかった! 
でも ちょっと早すぎな気もしたかな。

このあとの「悪魔の証明」でちょっと屁理屈っぽくなり 
エピソード3で「魔法」があろうがなかろうがどうでもいい感じになっちゃって
この後 魔法シーンがちょっと退屈になっちゃったかな。

いくら派手に展開されても もうそのことに驚く必要がなくなっちゃったし。
でもこの作者のことだろうからいくつか「本当」の「魔法シーン」がはさまれてる?(笑
もうちょっともやもやしたかった私でした。

そんなエピソード3で「魔法」シーン自体には興味薄れちゃったけど
「魔女」の手玉にとられたーって感じがする落ちは良かったです。

ジャンル不確定のこの世界だからこそ出来る展開かな。
ベアトリーチェの性格ちょっと都合よくぶれてるのが気になるけど
複数のベアトリーチェが混ざってるかも知れないし
そこは考えないでおこう(笑

ラストの真実の赤の連続が
もう降参!って思っちゃうほどな勢いで迫ってくるも素敵です。

問題篇ラストの4は
まさか 大きな解答をくれるとは思わなかったなあ
前作は問題篇に対する 解答篇があったけど
今作はどんどん可能性を狭めていく答えの出し方みたいですね。
その出し方はとてもうまいと思いました。

情報を出し惜しみしているようで ここぞというときに
読者が欲しい情報を一気に出すセンスは 本物ですね
で、結局もうひとつ壁を作って去っていくのが憎らしい(笑
原作の同人は無事完結したそうなので「アルケミストさん」ぜひ
後編もよろしくお願いします。

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