GRAVITY DAZE 重力的眩暈:上層への帰還において、彼女の内宇宙に生じた摂動
PSVITA「GRAVITY DAZE」感想です。
★「落下する快感」の重力アクション
GRAVITY DAZEは重力を操るアクションゲーム
重力?なんだかむつかしそうって感じですが操作は簡単!
どこでもボタンを押せばいつでも無重力になり、
もう一度ボタンを押せば向いた方向に落ちていくただそれだけ。
重力で加速しながら町中飛び回ってみたり
壁や天井に張り付いて散歩したり
床を重力で滑りながら町中走り回ってみたり
ミッションインポシブルごっこしてみたり(ビルの屋上から落下して地面すれすれで静止)
周りの人や物を重力で巻き込みながら 町中を自由に移動できるのが楽しく
やればやるほどうまく飛べるようなっていく感覚がうれしいのです。
もちろん攻撃にも重力を使ったアクションで
基本は落下地点を敵にして重力で加速をつけて落下攻撃する「重力キック」
移動と攻撃が一体になったシンプルで洗練された戦闘システムで
重力キック!→反動 →別の敵に重力キック →反動→
とどんどんコンボつなげていくのが気持ちいです。
だけどこの「重力キック」が万能でその他アクションの出番が少なく
広がりがないのがちょっと残念かな。
★本編よりも楽しいチャレンジゲーム
特定の条件で開放されるチャレンジ。
チャレンジは
街を縦横無人に駆けめぐる「重力レース」
制限時間内に多くの敵を倒す「タイムリミットバトル」など
シビアな操作を要求されない本編と違って
重力操作をここでもか!と使うまさしくチャレンジな内容で
これが本編以上に楽しい!
ご褒美がもらえる目標スコアの設定も
手に届きそうで届かない絶妙なバランスで何度も挑戦しちゃいます!
ただ、「リトライ」するたびに入る長いロードはちょっと気になる。
何度も繰り返しハイスコアを狙うゲームなのに
1分から3分ぐらいのチャレンジゲーム再開のために10秒以上待たされるので
テンポがすごく悪いのが惜しいなあ。
★まどろみながらふわふわするストーリー
街でのキトゥンの活躍が描かれる前半は
キトゥンの「ま、いっか!」的なノリで
街のやっかいものからだんだん頼れるやっかいもの(笑
になっていく展開がいいです!
中盤からは夢を見るかのようにまどろみ落ちていくキトゥンや世界のひみつに
いよいよ物語が動くのかなと期待するんだけど
ラストでクライマックスのために用意されたかのようなお話が
突然始まって終了してしまうのがちょっと気になるかな
雰囲気は抜群だっただけに「ひとつのお話」としてすっくりまとめてほしかったかな。
★まとめ
立体的な街に生活感を感じる住民たち
そしてそれらを巻き込んで大暴れするキトゥン(笑
そんな街を徘徊するだけで十分楽しいだけに
「チャレンジ」だけでなく
本編でも街をうまく使った遊びほしかったかな。
ゲーム性 世界感ともにチャレンジ精神あふれる内容で
もっと何か出来そうな感じが残されているゲームだけに続編に期待!
100点満点で90点
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