ゲーム業界用語大便利帳「出荷まち」 ラインに出荷されるまでみがいてみがくのだ

ゲーム業界用語 大便利帳  
「出荷まち」の話
「出荷まち」
 ラインに配属待機状態のこと
 「放置プレイ」ともいう

効率重視の会社の場合
そもそも「ライン」に所属という概念がないこともあるので
今回はライン配属がある会社で使う「用語」です。

通常 ひとつの仕事が終わって 
すぐに次のラインにアサインされますが
そのつぎのラインに配属するまでの期間が長い場合があります。
始めは前の仕事の「整理整頓」 「自己スキルアップ」で日々をすごしていますが
1週間 2週間 あ、あれ?
といったかんじ
なぜこういった状況になるかというと
ラインには人員が必要な時期とそうでない時期があるからです。

ゲーム開発ははじめは人少なく 量産体制で人一気に増やし 開発末期デバック調整でひと減らします。
なので ラインを離れたときに「次の立ち上げライン」があるか
別のラインが「量産体制」でないと 人があまることがあるのです。

そんな事情もあり
社員さんは「ブレイン(ディレクターと一部エースなど)」のみで
流動する開発スタッフが「外注さん」や「派遣さん」メイン
効率重視ストイック開発を選ぶところも多いです。
でも個人的にこういう スタイル現場に「熱」がなくなるし 個性が減るので
あまりすきじゃないわたしです。(主観です。でも現実効率はだいじだしなやみどころ)

さて
もちろんラインに配属されなくても仕事はできるわけで
配属ラインが確定するまで「短期のお手伝い」したり
場合によっては 「外注」のお仕事をうけたりする会社もあります。

ちなみに好んで特定のラインにつかないポジションを選ぶひとたちのことは「傭兵」といいます。
「傭兵」の話は別の話なのでまたこんどね!

「出荷まち」のときは周りが思う以上に本人すごく不安です。
たいてい「出荷まち」の状況ができる会社さんは
いいかげんなところがおおいので(笑 本人に状況説明なしなこともよくききます。

そういういときは みんなネガティブシンキング状態になるから
おこころあたりのある「えらいひと」ちゃんと現場の人間 気にしてあげてね! 
で、あるときふと、ポンッ!と肩たれます。

話きくと「それ わたし初体験ワークですけど… しかもお外のお仕事ですか?」
なんてやったことないスキルができることになってたりするから恐ろしい
しかもそんなときに限って 外注のお仕事だったりして 
きいてないよー とおもわず感情的になるが
いや! 否!実はやったことは「ある」
ほんのちょっとだけね!

そうやって偽造されて「出荷」確定したら
 「てへ、偽造されちゃった!」って
 「こいつぅー 問題にならないようにちゃんと最後まで偽造するんだぞ!」
 「はーい」
みたいなお気楽さで乗り切るのだ

まあ、やったことないことでも「できない」ことはないし
みんなプロだからすぐできるようになるよ!
一回経験すれば つぎからできるしね
姫子さんのゲーム天守閣!-出荷まち

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