映画「寄生獣」感想 尺の都合でカット・統合された要素はあるがかなり原作準拠 。あまりに要素が詰まりすぎて余韻がなく、ミギーがパペットっぽく見えるのが気になる

映画「寄生獣」感想です

寄生獣 とは?
岩明均原作の同名漫画を前後編の二部作で実写映画化
監督は山崎貴、脚本を山崎貴と古沢良太共同で手がけた
出演は染谷将太、深津絵里、橋本愛


あらすじ
ある日、海から謎の生物が上陸。
その生物は人間の頭部に置き換わる形で寄生し、
社会にまぎれてひとを捕食する寄生生物(パラサイト)だった
平凡な高校生新一は パラサイトに襲われるが
頭部ではなく右腕に寄生されてしまい共生生活を送ることになってしまう

 

★尺の都合でカット・統合された要素はあるがかなり原作準拠

よくぞ2時間にここまでって言うぐらい原作エピソード詰め込んでた内容
改変はストーリーを尺に収めるために必要最低限。
抑えるところはきっちりおさえてます!

むしろよく2時間にこれだけ入れたねって感心
ただ、ほんとにぎゅうぎゅうに詰め込みすぎたので
余韻はほとんどないです。

そのため一部エピソードはあっさり目
特に序盤はほんとにこれで原作未見のひとついてこれる?っていうテンポです
(わかりにくいというか世界感に浸るまえにいきなりトップスピードなかんじです)

だけどこれは映画2部作で「寄生獣」を再現する企画では
しょうがないところなのはわかる反面
せめてあと30分でも上映時間を長くしてくれたらなあ…

 

★残虐表現から逃げない表現

寄生獣といえばどうしても避けて通れない「表現」

映画化ときいて規制を意識して修正だらけになって
「寄生獣」が「規制獣」って揶揄されちゃうんじゃないかと心配でしたが
それら凄惨な表現はだいぶ挑戦的!

規制がよく入る「切断系」でさえ
それが必要な描写なら隠さずにどう魅せればOKなのか
よく考えたぎりぎりの演出でクリア!

喰われた後のビジュアル等も見せなくてもいけそうなのに
しっかり描写したのはちょっと感動で
この作品をつくるために必要なことよくかってるなあって思いました

 

★パペットなミギーがきになる

主人公新一の右腕に同居するミギー
もともと写実的な描写の原作なので
実写になっても違和感はあまりないかんじでしたが気になる点がひとつ
それはミギーがパペットのようにみえるんです

新一の手首がパペットをはめてるみたいな姿勢&そう見える構図が多いのと
ミギーの形状がわりと固定のイメージでキャラづけされてて
その造詣にある細長い腕がますますマペットっぽくみえるんです

ほんのりCG臭する質感もあり
もう少しいいかんじにできそうなきがしたかな

 

★まとめ

原作知ってるひとは、一つ一つのシーンに要素を統合しながらも
きっちり抑えるその心意気にきっとよくここまでやったなあって感心する内容
逆に原作未見のひとがちょっとついてこれない疑惑がある超テンポ感が気になる

アレンジの仕方はかなりうまく
映画2本分に収めるための統合や削ったエピソードは
ここしかない!っていうピンポイントでやってるのでいやな感じがしない
(一部スタイリッシュ系アクションな戦闘シーンはちょっと違うかなと思うけど)

キャストも新一役の染谷将太さんをはじめ
どの人も原作の役割をしっかり演じてました

個人的に特にはまり役だったのは島田役の東出昌大さん!
ぺったりはりついた笑顔の作った表情感はかなり不気味だったです

凄惨シーンも逃げずに描写してかなりがんばってる印象
じゃっかんCGな質感がきにあるシーンもあるが
それゆえいい意味で生々しさがないので
わけもわからず彼に連れられて見に行った女子も
「こんなグロイなら見なきゃよかった!」なんてぷんぷんするひとは少ないと思います

100点満点で78点

2時間弱の上映時間に収めるにはちょっと無理があるため
最低限の描写で浅く物語をなめていった印象

もう少し上映時間を長くして
駆け足気味だった展開に余裕があったらまた印象が違ったと思います

エンドロール後にある後編の予告編をみるかぎり
後編も抑えなきゃいけないところはしっかり抑えてる印象
それゆえかなりボリューミーになりそうなので
もう少し尺とってじっくりやってほしいです

某有名映画レビューサイトで25点ついてましたが
そんな低い点の内容ではないと思いますよ

ちなみにアニメ版「寄生獣」はかなりの原作再現なので
原作とまんまじゃないといや!ってひとはそちらで!

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