HDR エッチ!ダメッ! らめぇ!の略ではなくハイダイナミックレンジの話です。

ゲーム業界用語 大便利帳  ゲームでよく聞くHDRのことです。
HDRレンダリングとは
エッチ!ダメッ! らめぇ!の略ではなくて
HDRハイダイナミックレンジの略です。

HDRレンダリングとは
「リアルで自然な光の表現が出来る」レンダリングのことです。
CGにおけるダイナミックレンジとは
「表現できる明るいところと暗いところの範囲」のこと

わたしたちが見てるPCのディスプレイは一般的にフルカラー
RGB各256段階 =1677万色の色が再現できます
このことをLDR(ロウダイナミックレンジ)といいます
CGもこの範囲(LDR)で計算して絵を作ってました。 
でも 明るさだけみると256段階しかありません。
あれ?少なくない?
そうなんです!ぜんぜん足りない!
CGは計算で絵を描きます。その基本である光の階調が少ないということは
ちょっと気になりますね!
なら 現実の光と同じくらいレンジをとろう!
そうすれば リアルな光や質感だせるんじゃない?
これがHDRの考え方です。
でも 表示するディスプレイがLDRじゃ意味無いんじゃない?
そうです!なのでHDR計算で出した絵をLDR化するんですが
その際 明るすぎて表示しきれないところが
現実に光を撮影したときとおなじ 光が溢れるような効果(ブルーム)が
出せるようになります
LDRだとこの光の部分に情報がないけど
HDRだと白とびするまえの情報があるのできれいにやんわりとしたひかりの表現が出来るんですよ

ちなみにHDR 暗いところで くろつびれしちゃうところもちゃんと情報がのこってるので
明暗どちらも表現豊かになるのです
すごいねHDR!
現実の世界はとても光りに満ち溢れていて それを表現することができるようになったHDR
その結果カメラの「露出」表現ができるようになりました!
暗いトンネルから明るい外を見ると 出口が真っ白に光って見えるけど
トンネル抜けると 普通に外の町並みがみえますよね
これは 目が自動的に周囲の明るさにあわせていいかんじで見えるように調節してるんです
こういう見える明るさを調節することを「露出」といいます。
光のダイナミックレンジを現実に近づけることで
それを撮影するカメラも現実と同じことができるようになったのです。
なのでHDRで描くゲームのCGは
絵を描くというより シュミレーションにちかく
それを「ヴァーチャルカメラ」で撮影するといった感じで絵作りします
絵を描くとは違うセンスが必要なんですね!
もちろん リアルだけじゃないくて写真や映画のような
色彩や光りあふれる感情揺さぶる表現もできるようになるよ!
ゲーム業界でグラフィッカーさんになりたいそこの君!
いまからでも遅くないからカメラっ子やカメラ娘になっていろいろ撮ってみよう
カメラの用語やテクニックがそのまま生かせるよ!
LDRの場合 
姫子さんのゲーム天守閣!-姫子さんLDR
HDRの場合 感情揺さぶる光表現!
姫子さんのゲーム天守閣!-姫子さんHDR

コメント

  1. ノウスウ より:

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    「ドギャーン」はもっと迫力が無いと!
    HDRは尋問シーンで活躍するのか!?
    それはさておき、明るさの幅が広くなるとシームレスのゲームの演出に幅が出てきそうですね。

  2. ううたん より:

    SECRET: 0
    PASS:
    >ノウスウさん
    HDRで現実に近いリアルな絵がかんたんに出来る反面 にたような絵になってしまうというがちょっとなやみどころです。

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